2001/10/09(火)その1
出発の日である。
今回、社員旅行にて台湾に行くことになったが、うちの職場から参加する私を含めた3人は
全員初めての海外旅行である。よって今回、次のテーマを掲げることにした。
「余裕をかます」
主に時間に、である。 ま、ようするに自分らの不良社員ぶりを自覚してるわけですな(苦笑)
で、とりあえずの目標は関西空港。ルートは
駅→三ノ宮(神戸)→専用バス→K-JET(高速船)→関西空港
という予定。これに関しては下調べはバッチリで。なんせ2日前に仕事終了後にドライブを
兼ねて車で三ノ宮の駅にバス亭と時間を調べに行ったくらいだし。(笑)
私はとりあえず駅まではバスの予定だったんで、朝5:55のバスに乗り込むべく早起きして
10分前にはバス停にバッチリ到着してたが、ふと携帯灰皿を忘れたのに気付く。あー、いき
なりこれだから先が思いやられるな、と思いつつ、MP3プレーヤーも忘れたことに気付く。
無事駅まで到着して駅で会社の人1名と合流、余裕をかましながら、もう1名の到着を待つが、
なんとなく不安になったんで電話してみると、時間的にきわどい場所を駅に向かって歩いてる
ことが判明。とりあえず歩きから走りに切り替えるとの事。いきなり不安に(笑)
結局は無事に間に合い、電車に乗り、次の駅で更に1名と合流、三ノ宮着、下見してた甲斐あって
専用バスにもすんなり乗車してK-JETに。もうここまでくれば着いたも同然。ちなみに空港への
到着時間はAM08:10、集合時間の1時間も前である。見事余裕をかますことに成功。
で、余裕の一環として、空港の喫茶店なんぞでお茶をしばきたしなみ、本屋で台湾情報誌を入手、
という計画を練ってたんで、その通り実行。 でも空港で情報誌を買うこと自体、余裕が無い、と
いうことはこの際考えなかったことにする。
この時点で携帯電話の電池に不安があり、現地で時計代わりに使うのと、帰ってきた時に備えて
単4アルカリ電池で使う臨時バッテリー(30分程使えるらしい)と携帯灰皿を調達。で、事前にネットで調べてた
「旅行中はずっと雨」という情報は無視して雨具の調達はあえて行わず。いらぬとこまで余裕である。
時間になり、いざ集合場所にいってみるが、なんか全然集合してる様子がないんですけどー。
添乗員らしい人の姿も見られないし、どないやねん?という感じでしたが、すぐ横のばらけた集団がそう
であることが判明。なんですぐ隣に気付かんのか?というと、実は今回初めて親会社の社員と合同
での旅行であって、唯一親会社との橋渡しとなるはずのうちの会社の社長が体調が優れずに
ドタキャンしたからだったりする。不安だらけの恐ろしい社員旅行である。(笑)
ま、そんなこんなでとりあえず無事集合して、飛行機に搭乗する準備に入るわけである。
まずは機内持ち込み以外の預ける荷物だけX線に通すのはすんなりオッケー。その後、
手荷物と本人の金属探知ゲート通過が待ってるわけですが、その前にまず旅行会社の
説明会と、いきなりお土産通販の説明が。
某所でネタにされてたお土産はここで手配。
そして、ついに手荷物のX線検査と本人の金属探知ゲートの通過儀礼がやってきました。
・・・お約束です。ばっちり引っかかりました。どれくらい引っかかる要素があったか。
身に付けていた物はというと・・・
・携帯電話2台
・車や家の鍵の束
・小銭入りの財布
アホです。やりましたっ。ビバ手ぶら主義(バッグとか持つのが嫌いなんでポケット大活用)
ちなみにバッグとか使う主義の後輩君だけはすんなり通過しました。ま、これで帰りの対策
もバッチリですわん。
この後ついに出国手続きをして、税金の輪から抜け出せたわけですが、いきなり免税店が
あるとは知りませんでした。免税タバコの、しかも日本味の日本タバコ(海外の日本タバコは
味が違うとのことで)を買えるのはここしかないなしいが、いきなり出発前からそんなかさばる
ものは持っていくわけにはいかんのであっさり諦める。
ついに飛行機に乗る時がやってきました。 ハッキリ言って、時期が時期だけに、恐らく 影響が無いとは思われてもやはり緊張します。 (2日前より米軍のアフガン爆撃が始まったので) とりあえず今回命を預ける旅客機です → 幽霊ネットサーファーになれるかどうかが かかってました。(笑) |
ま、結果は見てのとおり無事だったわけですが。
ちなみに私は海外が初めてなうえに飛行機も初めてです。
飛び立つ寸前のGがかかるのは結構いい感じに楽しめました。その時思ったことは
『滑走路でこれやったら空母からカタパルト発進する戦闘機の人はやはりすごいなー』
でした。結構余裕があった模様。
が、飛び立った直後から機体が安定するまでのあのジェットコースターみたいな感触の
揺れとともに、横に座っていたおっさんが
「わしこの揺れがもうめっちゃイヤやねん・・・あー気持ち悪ぅ〜、あ〜イヤやのぅ」
というまるで墜落するかのごとくの悲痛なセリフに少し煽られて
ちょっと幽霊ネットサーファーをマジで覚悟しちゃいました。といっても
『まー飛行機やし、墜落して死んだら死んだでそん時や』てな感じでしたが。>気楽なヤツ(^^;
飛行機の中は時期的(笑)に空いてまして、シートベルト着用ランプが消えたあとはみんな
好き勝手に座席移動してやりたい放題です。私は窓際2人がけの席に1人で余裕を持って
くつろいでました。こうなりゃエコノミーでもラクラクです。
機内食が配られる時、
「ヤムティェー オア ポーク?」てな感じで訊かれ、「ヤムティェー」が何のことか
わからないまま頼んでしまったら、「飲茶」だったということが判明。英語ワッカリマセーン。
でもよく言うようにスッチーはキレイな方が多いというのには納得。
そして、なんか寝てる間に台湾に着いてました。わずか3時間ほどですんであっという間でした。
こちらから新幹線で東京行くのと変わりません。
台湾と日本の時差は日本からマイナス1時間です。ということは、今日の私は1日25時間!
1時間お得です。ま、帰りに1時間損するんですけどね。
というわけで、空港からバスに乗って台北へ。やっと台湾のレポートに突入です。前置き長すぎです(苦笑)